NC試作モデル
ラピッドプロトタイプの環境が整うにはまだ時間がかかるでしょう。
それまでは今まで通りの試作スタイルでいくしかありません。
現在、光造形システム・インクジェット・熱溶融などの様々な
仕様の試作システムが開発中ですが当分はNC切削が主流の
ような感じです。インダストリアルクレイ・ケミカルウッドなど
柔らかい素材を早く削ればコストも相当下げられそうです。

理想を言えば、携帯電話ぐらいのものが1万円前後でできれば
自前で機材を買うより安く利用できそうです。デザイン料の中に
試作代も組み込めれば、発注サイドからするとわかりやすそう
です。

デザインがデジタル化してきてからデザイン料は全体的に下がって
きています。試作コストもそれにひきずられ下がってますが、デザ
イナーが自分用に利用できる試作は現実にはありません。あくま
でも
客先プレゼン用としてのみの活用にとどまっています。自分用
は自分の手で発砲材などを削り作り検討しています。

せっかくの3次元のシステムです。画面上ですばやく造形できる
のですから、自分のためのモデルも早く作れるような仕組みに
なってくれればと思います。