●CGレンダリング 3次元CADは通常形を作り上げていく機能はあるが、それを キレイな絵に仕上げる機能を持っていません。ハイエンドの なかにはレンダリングモジュールがあるようですが、いわゆる ミッドレンジクラスにはその機能はありません。私の使ってい るI-DEASにもありませんので、それはCGソフトを使って描か せています。 CGソフトは通常ポリゴンという三角・四角の多面体にして 絵を描いていきますが(光の反射計算といったほうがいいか も しれません)、工業製品をこのポリゴン分割して絵にして しまうと問題が発生します。かなり細かなポリゴンに分割し スムージングをかけても、正確な面の流れを再現できない 時が出てきてしまうのです。 ですから、工業デザインのレンダリングは滑らかな面をその まま絵にしてくれるIGESデータを読み込めることが最低限 必要となってきます。この能力は簡単なようで、ソフトウェアー によってはできていないものが大半です。データ入出力の 項目にIGESが入っていても確実にデータが渡るとは限り ません。自分で作成したデータをとにかくIGES書き出しし、 実際に読みこんで検証することをお勧めします。 ●キュウプロダクツの作例 1. I-DEASを使ってデザインをします。I-DEAS上ではシェーディン グ表示で形状の確認を行います。 (作例はクリーナーです。 ) 2. 各パーツごとにIGES書き出しを行います。 この際必ずグローバル原点をキープしたまま 書き出します。 (3次元上の位置関係を変えないという意味です。) 3. デザイナー向けCADの欄で紹介したSolidThinking にデータを読みこみ、各パーツごとの質感・色・光沢 度合いなどと、ライト・カメラのセッティングをします。 そして、適切な解像度を指定しレンダリングします。 (下のサンプルでスキャンライン設定で約25分ほど です。 4. レンダリング結果です。 3次元CADでデザイン提案する際はまだまだプリントアウトして
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